■東邦亜鉛(株)安中製錬所から排出された非鉄スラグに関する使用箇所の解明等の状況について |
東邦亜鉛(株)安中製錬所から排出された非鉄スラグについて、令和2年9月10日に廃棄物処理法に基づく調査結果及び関係者への行政処分等を公表しました。使用箇所について、引き続き調査を行ってきたところ、現在の状況は次のとおりです。 |
1. 非鉄スラグ使用箇所の解明及び環境への影響調査の結果(令和5年1月末時点) | |
(1) |
東邦亜鉛(株)安中製錬所から排出された非鉄スラグの使用が確認された箇所は、別紙の1のとおり公共工事で1箇所、民間工事で120箇所である。 |
(2) |
これまでの調査の結果では、使用箇所における建設資材から土壌環境基準又は土壌汚染対策法の指定基準(以下「土壌環境基準等」という。)に相当する値を超過する有害物質が検出された箇所はあるが、土壌汚染は確認されていない。 |
2. 対応措置の状況 | |
(1) |
県では、東邦亜鉛(株)に対して、引き続き使用箇所の全容解明に当たるとともに、判明した使用箇所における環境調査の加速化と結果の報告、及び生活環境の保全上支障が生じないよう必要な措置を指示した。 |
(2) |
これを受けて、東邦亜鉛(株)は、別紙の2(1)のとおり、非鉄スラグの使用が確認された全121箇所において、対応措置を講じている。 |
(3) |
使用箇所における対応措置等の状況は、次のとおりである。 ①公共工事は全1箇所で、民間工事は全120箇所のうち100箇所で、非鉄スラグの撤去が完了している。残る20箇所も撤去される予定。 ②これまでの調査の結果では、土壌汚染は確認されていない。未撤去の20箇所は、立入禁止など当面の措置が講じられており、有害物質の摂取リスクは極めて低い。 |
3. 今後の対応 | |
(1) |
今後とも非鉄スラグの使用箇所の解明を進め、新たに使用箇所が判明した場合は、これまでと同様の方法で環境調査を行い、その結果を速やかに公表する。 |
(2) |
判明した使用箇所は全て県がリスト化し、今後も継続して、地下水概況調査の中で、環境への影響について監視を行っていく。 |
(3) |
撤去完了まで監視を継続するとともに、東邦亜鉛(株)に対しては、使用箇所における必要な措置を早期に完了させるよう引き続き指導を行う。 |
別紙 使用箇所の解明、環境調査及び対応措置等の状況 |
【非鉄スラグに関する問い合わせ先】
廃棄物・リサイクル課 産業廃棄物係
電 話 027-226-2861
メール sanpai@pref.gunma.lg.jp
環境保全課 放射線・土壌環境係
電 話 027-226-2833
メール kanhozen@pref.gunma.lg.jp